RMIT大学(ベトナムホーチミン）剣道クラブの紹介
前に第二回ホーチミン市オープン剣道大会の様子はみなさんにご紹介したと思います。
今回は、この大会を主催してくれたRMIT大学剣道部についてご紹介したいと思います。
RMIT大学剣道部主将のVo Anh Nhan（ヴォ―・アン・ニャン）さん（日本語名は武英人）にインタビューしました。
RMIT大学剣道部の歴史について
筆者：「RMIT大学の剣道部の歴史について教えてください。」
武さん: 「RMIT大学剣道部は、2009年に設立されました。でも当時は部員がとても少なかったので、合気道クラブと併合されてしまいました。
再び設立されたのは2014年のことで、そこからはベトナム剣道発展のために色々なイベントを企画しています。また、その頃は「金崎啓介先生」という日本人の先生がいました。その金崎先生が僕らにとっては最初の先生で、ベトナムの剣道にとっても最初の先生だと思います。先生はベトナムの剣道発展、普及に多大な貢献をされた方です。
しかし高齢ということもあり、健康の問題から日本に帰国されてしまいました。
なので2015年からは先生から直に教わった先輩が力を合わせて後輩の指導にあたっています。」
筆者：「今、部員はどのぐらいいますか？」
武さん：「今は40人ぐらいです。」
初めての先生はどんな先生でしたか？
筆者：「金崎先生はどんな先生でしたか？」
武さん: 「先生はいつも幸せそうにしていました。そしていつも僕たちに精一杯正しく、美しい剣道を教えてくれました。先生はよく【一撃の美】という言葉を使っていました。でも先生は日本語しか話せなかったんです。（笑）先生の素晴らしい教えや精神は今でも僕たちの心に残っていますし、次の世代に伝えていきたいと思っています。」
剣道を始めた理由
筆者：「剣道をはじめたのはどうしてですか？」
武さん: 「きっかけは、私があまりベトナムで主流のスポーツをやりたいとは思わなかったことです。その時に竹刀を使っている剣道を見て、なんてかっこいい武道、競技だ！っと思ったんです。
どのぐらい剣道をしていますか？
筆者: どのぐらい剣道をしていますか
Mr Nhan: 2012年始めたので、今は7年目です。今は4段をとるのが目標です。
剣道で面白いこ事と難しい事
筆者:「剣道で面白いことは何ですか？」
武さん:「 リスペクトすること！尊敬すること！尊敬することです！なぜ私がこの言葉を三回言うか？ すべてにおいて互いに尊敬しあうときに、自分が思い描いている生活や剣道を実現することができると僕は思っています。
また剣道でも生活でも自分自身の情熱で自分の未来を明るく照らす限り、自分にとってベストな状態で何でもできると僕は信じています。
筆者:難しいことは何ですか？
Mr Nhan:繰り返して繰り返して練習する一番シンプルなことを理解することが一番難しいです。 例えば心を落ち着かせなければならないこと、みんなの考えを誇張したりせずに、正しいことを見つけることなどです
ベトナムで大会開催に挑戦する理由
筆者：「ベトナムでこのように大きい大会開く挑戦をしているのはどうしてですか。」
武さん : 私の願いは、剣道という同じ情熱を分かち合う人たちと家族のように会って、親しくなる場を作ることです。剣道は互いに尊敬し尊重しあいながらすることができます。剣道の試合は、剣道家の人たちが試合をするためだけに来る場所ではなく、剣を交えて、親交を深める場所であると僕は思っています。そういう場をベトナムに作っていきたいと思っています。
日本人へのメッセージ
筆者：「最後に日本人の皆さんにメッセージをお願いします。」
武さん:「ベトナムの剣道はまだまだ発展過程です、その中で多くの日本人の方にご支援いただいていること、ご指導いただいてることに心から感謝しています。本当にありがとうございます。
私たちはまだ若く皆さんのご支援、ご指導が必要です。ベトナムにいらした際は、是非僕たちに会いに来てください。」
若い情熱あふれたベトナムの剣道！剣道プロジェクトはこれからもRMIT剣道、ベトナムの剣道を応援していきます。
ベトナムに行かれる剣道家の皆さん！RMIT大学剣道部に足を運んではいかがでしょうか？
～RMIT大学剣道部～
住所 :Sports Hall, RMIT International University Vietnam – 702 Nguyen Van Linh, District 7 HCM City
～練習日時～
月: 18:30 – 20:30
水: 18:30 – 20:30
金: 18:30 – 20:30