緒方有希先生に剣道カフェに出演していただきました。

みなさんこんにちは。剣道プロジェクトの石塚です。

皆様からご好評いただいているYoutubeチャンネル「剣道カフェ」に、

今回は緒方有希先生にご出演いただきました。

剣道の選手として、指導者として私も尊敬してやまない同期なのですが、今回は緒方有希先生について皆様にご紹介したいと思います。

緒方有希先生プロフィール

名前:緒方有希

熊本県出身

段位:錬士七段

菊池女子高等学校勤務

ー主な戦歴ー

全国中学校剣道大会 個人優勝
全国高校総体 個人準優勝
国体少年女子の部 優勝
全日本女子学生優勝大会 優勝(五連覇)
全国教職員剣道大会 女子個人優勝
全日本女子剣道選手権大会 優勝
世界大会 女子団体 優勝
全日本東西対抗剣道大会 優秀選手
 
 
私の同期で一番最初に七段に合格した方です。
選手としても、指導者としても石塚が心から尊敬する方です。
 

高校生の時の思い出

緒方先生は全国中学校剣道大会の個人戦で優勝されています。

私たちが中高生の頃というのは、女子剣道の女王と言えば「阿蘇」でした。

そんな中で、緒方先生は「市立熊本高校」に進学されました。

その理由はお姉さんである森香織先生(旧姓:緒方)がいたからということです。

「姉とライバルになるつもりはなかった。」っと動画の中でおっしゃってますが、姉妹が同じ高校でレギュラーで戦えるのは最高ですよね!

それぐらい、お姉さんのことを尊敬されているというのがお話から伝わってきますよ!

高校時代は「打倒阿蘇」に燃え稽古に励んでいたそうですが、振り返ってみると「私たちは阿蘇しか見えていなかったけど、阿蘇は日本一を見据えて稽古をやっていたところが違った。」

と話しています。
2年生の時のインターハイは、県大会もインターハイも決勝戦の相手は阿蘇の興梠あゆみさんだったそうです。
 
あの当時の阿蘇の女子には誰も勝てなかったですね。
懐かしく思い出します。

鹿屋体育大学で学んだこと

緒方先生は市立熊本高校卒業後には、「鹿屋体育大学」へ進学されます。

鹿屋体育大学に行ってまず感じたことは「ここは日本一にならなければならない場所」であることだったそうです。

姉である森香織さんも2つ上にいらっしゃったそうなのですが、そこにいた先輩も同期も後輩も、めちゃくちゃ強いメンバーしかいなくて・・

「私が一番弱かった。」と振り返っていらっしゃいました。

そんな中でも一歩も引かずに・・

稽古以外のトレーニングも欠かさずに行ったそうです。

しかも鹿屋体育大学は「二本取らないとレギュラーになれない。」という風潮があったので、相手を崩していく、攻め込んで打ち続けるだけの体力、この技がだめならこの技・・っと一本を取るための力を身につけていったのだそうです。

大学では「こうしなさい」と言われることはなかったけど、「どうしたら2本とれるのか?」というところを本当に考えさせられたそうです。

そして努力の結果は実り、4年生の時は大将・キャプテンを努め鹿屋の全日本女子5連覇に貢献していらっしゃいます。

大学最後の試合で2本取った時の心境

緒方先生最後の全日本女子学生の団体戦で大将を務めた時、なんと「二本取らないと負けてしまう」という状況だったそうです。

「今まで大将戦に回ってきたことなんてなかったけど、あの時だけは・・。」

当時の最強メンバーがそろっていたので、まず大将戦に回ってくることはなかったそうなのですが、

全日本の決勝でまさかの大将が2本取らないと、代表戦にすらなれないという崖っぷち。

しかしそんな時でも緒方先生は「2本取ればあとは代表戦は誰かがやってくれる。」ということしか考えていなかったそうです。( ;∀;)

緒方先生は自身の強さを「得意技があるとかそういうのではないけど、肝っ玉だけは据わってるから。」と評していらっしゃいましたが、本当に肝っ玉が据わってます。

そして見事に二本取って、代表選に回して優勝されましね!試合の映像が残っていないのが残念です・・。

菊池女子高校剣道部の生い立ち

大学卒業後はまず、母校である菊池南中学校で教員生活をスタートさせたそうです。

しかし「自分のチームが欲しい!!」っと思った緒方先生は、自分の家の目の前にあった菊池女子高等学校に

「剣道部作らせてください!」と履歴書を持って行ったのだそうです( *´艸`)

熱いですね!ハートが熱いです!「若い時のエネルギーって怖い。」と緒方先生もおっしゃっていますが、この決断がなければ今の菊池女子高校剣道部も、あの小川きらら選手も生まれなかったわけです。

今年で15年目の菊池女子高校剣道部は、緒方先生の情熱によって生まれた剣道部だったわけですね。

わたくしも何度がお邪魔させていただいたことがあります↓

剣道交流会 in 九州 西日本シティ銀行/菊池女子高等学校×剣道プロジェクト×武曲

指導者として、選手として

指導者として歩む中で、壁にぶち当たることも少なくなったそうです。

そんな中で「もう一度自分も試合をしよう。」と思ったのが36歳の時だったそうです。

26歳で世界大会で優勝して以来、ほとんど試合には出でいなかったそうなので、試合に対する恐怖心もあったそうなのですが、そこでめげないのがやはり緒方先生!

最初ほうは「子供たちにみっともない姿を見せてはいけない。かっこいい姿を見せなければならない」と思ったそうなのですが

今では「ものすごいへっぽこな姿を見せても、それで子供たちが力が抜けてくれたらいいかなあって思う。」

と等身大の自分をいつわりなく教え子たちに見せ、稽古で汗を流していらっしゃるそうです。そんなところも人間味があってとても素敵だと思います。

「多くの高校があって、多くの先生がいる中で私を選んでくれてね・・。」

と感慨深く語る緒方先生。剣道部の学生は緒方先生のところで下宿生活を送っているそうなのですが、教え子の皆さんからは「お母さんみたい。」と言われているそうです。

「ご両親には敵わないけど、愛情いっぱい」という緒方先生。

生徒のために人生をかけている姿が、多くの生徒を惹きつけているのでしょう。

緒方先生の夢は「子供たちの夢を応援し、叶えていく手助けをしていくこと。」そして

「世界中で剣道をしたい、竹刀一本で世界の人とつながっていきたい!」

とのこと!やはり熱いですね!

緒方先生からのメッセージ

最後に緒方先生から

コロナもそうだし、九州の方は豪雨で大変ですが、落ち着いたら是非菊池女子高校に来てください。見ている皆さんが来てくださることもウェルカムです!」

というメッセージを頂きました。

是非緒方先生と稽古をされたい方、菊池女子高校の稽古に参加されたい方は一報入れてみてはいかがでしょうか?