外国人剣道体験-インバウンドin京都外国語大学剣道場

1月15日、2019年初のイベントとして、京都外国語大学の道場で剣道体験教室を行わせていただきました。

今回は京都外国語大学剣道部のみなさんと行わせていただくことができました。京都外国語大学の剣道部の皆さんはそれぞれ英語、フランス語、ドイツ語などを専門的に学び、将来は海外や国際的に活躍したいと考えているそうです。また、剣道を学ぶ留学生も多数おり、現在はドイツ、中国などの留学生が所属し、日本人学生と共に日々汗を流しているそうです。普段から留学生や外国の方と接する機会が多いのもあるのか、イベント中、参加者との応対もスムーズに行ってくださいました。

また、今回いらしゃった中国の企業様は、日本の企業とのかかわりが深いこともあり、日本語が上手な方もいらっしゃり、いつも以上にたくさんのコミュニケーションをとることができました。


道着と袴の着用後、竹刀を持って整列!

剣道体験教室では、みなさんに楽しく、和やかな雰囲気で剣道を体験して頂くようにしていますが、どんな場面でも礼法は大切ですので、始める前にはみなさんに必ず礼法についての説明、実践をして頂いております。

姿勢を正して、黙想。
お互いに礼

礼法の実践の後に、剣道の基本的な所作、動作を体験していただきました。蹲踞、すり足、素振りなど、普段剣道を練習しているものにとっては当たり前の動作も、初めて行った参加者の方からは「とても難しいです。」という感想を頂きました。

蹲踞!
すり足、前、後ろ、右、左
竹刀を大きく、まっすぐ振り上げて
振り下ろす

素振りなど一通り終えた後は、防具を付けた講師の面、小手、胴を打ち込んでみます。最初は大きな声を出して人に打ち込むことに抵抗を感じる参加者の方もいますが、講師陣が声をかけていくと、だんだん打ち込めるようになっていきます

先生みたいに強く打つのは難しい!大きい声を出すのも難しいな

一通り基本打ちを行った後には、風船割ゲームをしました。最初は少し抵抗があっても、慣れてくるとこちらがびっくりするぐらい思いっきり打ち込んでいく方もいます。

先に二つ割った方が勝ちです!はじめ!

風船割を行った後になると、参加者の方も汗をかいて疲れてきます。疲れた後は、講師陣による模範稽古をお見せいたしました。

上段の構えに参加者は興味深々

今回、参加された皆様は、剣道が日本の伝統武道であることは、ご存知でしたが、実際に見たこと、やったことはなかったそうです。「『るろうに剣心』が好きで、剣道を知りました。」という方もいらっしゃいました。みなさん、剣道はなぜ大きい声を出すのか、一本になる基準が何かなど様々な質問をしてくださいました。そして「思った以上に難しかったです。」という感想もいただきました。

みんなで構えて!!
今回一緒に行ってくださった京都外国語大学剣道部のみなさんと。

一番左 剣道部顧問村岡先生:「京都外大は『言語を通しての世界の平和』を理念に創立されました。このような活動はまさに当大学の理念と一致し、学生にとっても良い経験になります。自分の学ぶ外国語をつかって剣道という日本文化を伝えられる人財になってほしいと考えています。」

真ん中 キャプテンの浦松君:「体験教室を行うのは初めてでした。留学生に教えるのとは違い、剣道に親しんでもらえるように誘導していくのは難しかったです。このようなイベントをして感じるのは剣道は世界中の人に愛される武道であることです。またこのように海外の方にわかりやすく伝えるという役割は、外国語大学ならではのものでもあると思うので、今後剣道と共に、外国語の勉強にも一層励み、もっとわかりやすく伝えられるようになりたいと思っています。」

右から二番目 中国からの留学生王さん:「日本の伝統文化というのは、私たちから見て本当に魅力的です。日本にいる間に日本の剣道を身に着け、母国の人たちに伝えたいと思います。」



今回の体験教室は、京都外国語大学剣道部の村岡先生、剣道部のメンバーの皆さんのおかげで、本当に充実した良いものとなりました。皆様には心から感謝いたします。

このようなインバウンド剣道教室に関する質問や、依頼を剣道プロジェクトでは随時受け付けております。皆様のご連絡をお待ちしております。